WindowsでのOpenVPN(1)

環境を再構築していて、以前のメモでは分かりづらかったので修正する。
公開鍵方式は面倒なので静的鍵方式を用いる。
1対1しかできないが、今回の目的には十分だと思う。
詳しくは静的鍵Mini-HOWTOを参照。


以下の環境下で接続したい。

ルーター 192.168.11.1
デスクトップ サーバー Windows XP SP2 192.168.11.2
ノート クライアント Windows XP SP2 192.168.11.3

インストール

openvpn-2.0.9-install.exeをサーバー、クライアントにインストールする。

鍵を生成する

サーバーのプログラムメニューから
"Generate a static OpenVPN key"を実行すると、
configフォルダに"key.txt"が生成される。
これをクライアントのconfigフォルダにもコピーしておく。

設定ファイルを作成する

以下の内容で"server.ovpn"と"client.ovpn"というテキストを作成し、
それぞれのconfigフォルダに入れておく。


server.ovpn


dev tun
ifconfig 10.8.0.1 10.8.0.2
secret key.txt
comp-lzo
keepalive 10 60
ping-timer-rem
persist-tun
persist-key


client.ovpn


remote 192.168.11.2
dev tun
ifconfig 10.8.0.2 10.8.0.1
secret key.txt
comp-lzo
keepalive 10 60
ping-timer-rem
persist-tun
persist-key

OpenVPNが作成した"ローカルエリア接続(n)"のIPを設定する

サーバー 10.8.0.1 255.255.255.0
クライアント 10.8.0.2 255.255.255.0

サーバーのポートを開ける

サーバーのファイアウォールのポート1194、UDPを開いておく。

OpenVPNを起動する

それぞれの設定ファイルを右クリックすると、
Start Open VPN on this config file
というメニューがあるのでクリックすると起動する。

テスト

クライアントから


ping 10.8.0.1